2014年7月19日土曜日

国語を得意に~偏差値と昔話と五味太郎~

【おすすめ絵本】を書いていて、思い出したこと。

中学・高校と、何故か国語が得意でした。
分かりやすく偏差値でいうと、72~73というところ。
 
でも、国語が好きかと言われると、
「全然┐(´∀`)┌」
今のこども6と違って、こどもの頃の私は、本が嫌いだったし、
当然、勉強らしい勉強をしたこともありません。
 
それでも、この成績は、
自己肯定感に貢献してくれたし、
何より、受験勉強を非常に楽にさせてくれました。
まぁ、あくまで国語だけなので、それ以外は苦労の連続・・・(´-ω-`)
 
で、
幼少期を振り返ってみて、
何があの成績を基礎づけてくれたのかなと
今でも思います。
 
結局のところ、何が良かったのか本当のところは分からないけど、
私的に、これかなと思う体験が二つ。
 
 
ひとつは、
就学前、
いつも母がお話を聞かせてくれたこと。
母は、私を妊娠中に切迫になり入院を言い渡されるも、
家業と介護と育児に忙しく、拒否して帰ってきた人です。
そんな時間のない母だったので、
子供にじっくり付き合って絵本を読み聞かせる
なんて悠長なことはできなかったんだろうと思います。
いつも、母は
色々な昔話をそらんじて聞かせてくれました。
 
絵本というのは、
それはそれは、とても素晴らしいツールではあるけれど、
「絵」と「お話し」があるという時点で、もう、一つの制約がついてしまっている
ともいえるんですよね。
 
一方、
「そらんじる」という方法は、
子供が頭の中で絵を描かなくてはならないし、
その時その時によって、
言葉遣いやニュアンスだったり、時には物語自体が変化してしまうので、
それに対応することも求められます。
 
だから、
この経験を通して
想像力や、
作者の言いたいことを(「絵」という手がかりなしに、しかも瞬時に)理解する
という能力が付いたのかなと思っています。
そしてもう一つは、
小学校5年生のとき。
私は、医療ミスが原因で、
夏休みの間中、殆どの時間を病院のベッドの上で過ごすことになるのですが、
この時、友人のお母さんが持ってきてくれた1冊の本との出会い。
 
『ことわざ絵本』
 
今、Amazonで見てみると、1986年8月8日発刊と書いてあるので、
まさに入院中に発売されたばかりの、できたてホヤホヤ。
運命を感じるわ~(*・∀・)
 
当時の私は、とにかく本が嫌いで、
『月刊りぼん』以外では、漫画の1冊すら読んだことがないという状態。
当然、この本も、読む気がするわけもなく。
 
でも、入院生活が長くなり、
更に小児科の入院病棟のない病院で、周りはおばあちゃんばかり
となると、
仕方なく、パラパラとめくってみるわけです。

今のようにスマホも携帯もないし、
テレビを見るのは、お金がかかる。
誰かが編集してきてくれたカセットも、もう聞き飽きた。
しかも、共働きの両親がやって来るのは夜間だけ。

だから、パラパラの毎日。

毎日、パラパラ。


この時、
【ことば】に対する敏感さというのかな、
国語の真髄みたいのが体に染みついたように思います。

だから、
私にとって、五味太郎さんは、
ちょっと特別な作家さん。

今も、この本が発刊されていることを、とても嬉しく思うし、
いつか、こども6にも、買い与える日が来るだろうなと思っています。

みなさん、よい週末を
ヴァ──ヾ(´ー`)ノ──イ!!
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