2013年5月17日金曜日

ハンデの理由(1)

週末につき、犬猫の話題です~。

さて、今日は、こども5のことについてでも書いてみようかな。
こども5は、段ボールに入れられて捨てられていたこども3とは違って、生粋の野良っこです。

こども3を発見したのは、こども1だったけれど、
それと同じように、こども5を発見したのはこども4でした。
・・・わかりづらいな(;^ω^)

いつもの散歩途中、なぜかいつもは通らない公園にたまたま寄ってみたところ、
茂みの中に、小さな猫ちゃんがいることをこども4が教えてくれました。

こども5は、とてもきれいな猫さんでした。
目ヤニと鼻水で顔中ぐちゃぐちゃ、息も絶え絶えだったこども3とは違って、特別弱っているとか治療が必要なようには見えませんでした。

がっ
こども4が近づこうとした瞬間に、「これは、まずいな」と私は思いました。

その小さな猫は、明らかにビッコをひいていました。
一瞬悩んだものの、私はすぐ、この子を保護することに決めました。
*これまで何度か猫を拾ってきた私は、自分の中で、猫を拾う基準を設けていました。
 それは、人間の介入がなければ命を落とす可能性がある、ということ。
 残念ながら、今の私には、猫を片っ端から保護するだけの余裕がありません。
 この時、こども5は、そこまで弱っているとは思えませんでした。
 けれど、治療が必要であることだけは間違いありませんでした。

 
 
 
と言っても、両手にはこども1・2・4のリードが握られているので、すぐに保護というわけにはいかず。
私は急ぎ足で自宅へ帰り、こども2が入ってきた籠の中に使い古したタオルを入れて、元の公園に戻りました。
*こども2は、沖縄のブリーダーさんから飛行機に乗ってやって来ました。その時に入っていた籠のこと。

ところが、意外なことに、公園の中に小さな猫さんの姿はありませんでした。
あの足で、どこへ移動したんだろう・・・。
そんなに遠くに行けるとは思えない(´・д・`)

暫くすると、か細くて甲高い猫の鳴き声が聞こえました。
あまり遠くない距離から一定のリズムで鳴く声。
その声に呼ばれるがまま、公園の外に出ると、公園とその脇の通路の間にある側溝の中に小さな猫は落ちていました。
公園からは1メートル以上下がったところでしたが、丁度側溝の中に、カラス除けのネットが無造作に広げられたままになっていたおかげで、子猫はそのネットにキャッチされていたようでした。

が、声の主は、この子では有りませんでした。

私が子猫を見つけた後も一定のリズムで鳴き続ける声の方を見やると、そこには、こども5と全く同じ柄の、線の細い小さな猫がいました。
成猫ではあるものの、まだ1歳になるかならないかの若い猫に見えました。

そして、この猫が、こども5のお母さんであることはすぐにわかりました。

母猫は、「早くこっちにおいで」と呼び続けているのに、子猫にはそれにこたえるだけの体力がもう残っていませんでした。
*こども3のときにも感じたことですが、これくらいの月齢の猫は、本当にあっという間に弱ります。
 数時間単位ではありません。数十分、へたすれば数分単位で死が忍び寄ってきます。

持ってきたタオルで子猫をくるみ、母猫に向かって「絶対、助けるからね」とだけ言い置いて、こども達かかりつけの病院へ急ぎました。

道中、子猫は一度も声を上げませんでした。
赤信号で自転車を止めるたび、籠を覗くと、かろうじて息をする子猫。

それでもまだ、こども5がそれほど酷い状況だとは思ってもいませんでした。

つづく・・・。
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